家庭用と工業用(職業用)の違いをもう少し

前回の続きとしてミシンの違いをもう少し紹介したいと思います。

工業用と職業用も違いはあるのですが、同じ種類として考えてください。

まず、家庭用と工業用(職業用)の違いでよく分かるのが、「押え」を外した「針板」という部分です。

〇家庭用がこちら。針穴(針が落ちる所)が横長いです。(メーカーや機種により違いがあるかもしれません)

〇工業用がこちら

工業用の方がシンプルで、針穴が小さいです。

家庭用ミシンを使っていて、前端や衿の角など、前に進まずきれいに縫えないという経験をお持ちの方もいると思います。

針穴が広いことで、そこに生地が埋もれてしまうこともあります。

家庭用ミシンは、ジグザクや飾り縫い、ボタンホールなどを縫うため、針が横に動くので、針穴が横に広くなっています。そのため、ちょっと縫い辛い場合も起こってしまいます。

家庭用ミシンは複合機、工業用(職業用)ミシンは専門機と考えてもらったらいいと思います。

私は、本縫い(普通のミシン縫い)は工業用か職業用を使い、ボタンホール(シャツ穴)を縫う時は家庭用ミシンを使っています。

ボビンの入れ方や、糸調子の取り方など、他にも違いは色々あります。

何を縫うのか、目的は何なのか、使用頻度などを考え、自分に合ったミシンを選ぶといいと思います。

atelier NUTE

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